先日発覚した大手自動車メーカー・ダイハツ工業の不正。
安全性に関わる試験での不正が見つかったとのことで、現在は新車全車種の販売が停止されています。
異例の事態にダイハツは倒産するのではないかと噂されているようです。
社員の大量リストラを心配する声も見られますが、、
今後のダイハツ工業は今後どうなるのか、調べてみました。
【ダイハツ】不正で倒産の危機!
2023年4月のドアトリムの不正、5月には衝突試験で不正が見つかっていたダイハツ。
そして12月20日には第三者委員会による報告で、新たに25の試験項目で174の不正が見つかったと発表されました。
不正は一番古いもので1989年から見つかっており、2014年以降から数が急増したそう。
ダイハツは2016年にトヨタの子会社となっていますが、
その影響で試験の基準が厳しくなったことにより現場では不正をしないと検査が間に合わないほどひっ迫していたのではないかと言われています。
調査書では、
『現場の社員たちは総じて真面目で、改善の方向性さえ間違えなければ必ず信頼を回復できる』
と締めくくられていました。
とはいえ、174の不正と聞いたら
一般的なイメージダウンは免れないと思います。
それがここ数年での出来事や、ある特定の車種で行われていたならまだしも、
2014年から約10年間にわたり全ての車種で不正が行われていた、、となると信頼の回復は時間がかかりそうです。
一部ではダイハツの倒産の危機とも囁かれているよう。
【ダイハツ】不正発覚で倒産の可能性も、、?
あまりにも多くの不正が見つかったダイハツ工業。
一部では、倒産の危機とも言われていますが、実際どうなのでしょうか。
調べてみたところ、倒産の可能性は低いと言われているようです。
しかし先ほども申し上げた通り、
大手メーカーが全車種の販売を停止するのは異例の事態であり、その緊急性が伺えます。
調査書を読む限り、製造現場の社員たちは相当過酷な環境に置かれていたことには同情しますが、
そのような状況を長年放置してきた会社自体の評価が下がるのは妥当と言えるでしょう。
信頼回復にはかなりの時間を要すると思います。
それでなくても、ダイハツは今後関係している
取引会社への補償や、顧客への補償にも追われることになりそうです。
- 全車種の販売停止
- 取引企業6000社以上への影響
- 顧客へのサポート
全車種の販売を停止していてしばらく売り上げがない状態で、
6000社以上もあると言われている取引企業への補償や顧客へのフォローに回るのはとても困難に思えますよね。
ダイハツが今の地位に戻るまでは相当な時間が必要になりそうです。
ただしダイハツ倒産するかと言われれば、
今までに不正でリコールが起きた企業でも倒産していないところはたくさんありますし、
一概にすぐ倒産とはいえないとも思います。
また、ダイハツの親会社にはトヨタという巨大な後ろ盾があり、そのトヨタの会長、豊田章男氏が今回の問題について
『全面協力し立ち直らせる』
と発言されています。
なんとか立ち直ってくれる可能性も十分期待できるのではないかと思います。
【ダイハツ】社員はどうなる?大量リストラの可能性は?
今の時点では、ダイハツの社員の大量リストラの可能性は低いと言われているようです。
もし不買運動が起これば今後の売り上げにも影響してしまうため、再建が難しくなり事業縮小に追い込まれる可能性もあります。
ここはユーザー次第ということになりますが、
逆にいえば約10年間にわたって不正がありながらも現在購入されているダイハツ車は
なんの問題もなく走れていることも証明されています。
社内体制が見直され、正しく安全性の試験が行われるようになればまたダイハツは信頼を回復できると思います。
ダイハツの裏にはこれまでピンチを幾度となくチャンスに変えてきたトヨタがついていることもあり、今回もこのピンチを切り抜けるのではないかと言われています。
まとめ
今回は、ダイハツ工業の不正問題による倒産やリストラの可能性についてまとめました。
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