10月14日(土)放送の『世界一受けたい授業』で
都道府県魅力度ランキングが放送されました♪
毎年恒例の魅力度ランキング、
楽しみにしていた人も多いのではないでしょうか^^
しかしその一方で
調査方法がおかしいのでは?
誰が決めてるの?
という声も見られます。
確かに都道府県ランキングは誰がどうやって決めているのか気になりますね。
というわけで今回は都道府県魅力度ランキングの調査方法について調べてみました♪
気になった方はぜひ最後までご覧ください♪
都道府県魅力度ランキングがおかしい!?【2023】
恒例の都道府県魅力度ランキング。
毎年とても大きな話題になりますが、
その結果に納得がいかない人も多いよう。
確かに自分の住んでいる都道府県が
最下位だったり順位が下の方だったら悲しいですよね。
2021年には、その年の44位だった群馬県の山本一太知事がランキングの調査会社に対し『法的措置を検討する』と強い言葉で抗議したことが話題になりました。
自治体別の魅力度ランキングをめぐり、群馬県の山本一太知事は記者会見で不満をあらわにした。
群馬県は全国44位と、前の年よりも4つ順位を下げた。山本知事は、法的措置も含めて今後の対応を検討する考えを表明した。
NHK政治マガジン
このように色んな意味で世間から注目を浴びる
都道府県魅力度ランキングですが、
このランキングは誰がどのような調査方法で決めているのでしょうか?
次からその調査方法についてチェックしていきましょう!
都道府県魅力度ランキングは誰が決めてる?【2023】
都道府県魅力度ランキングは誰が決めてるの?
都道府県魅力度ランキングの調査会社について調べたところ、
- 株式会社ブランド総合研究所
- 大東建託株式会社
の2社が調査していることがわかりました。
株式会社ブランド総合研究所(以下ブランド総研)は地域ブランドに特化した大規模消費者調査を行なっている会社です。
ブランド総研は2006年から都道府県魅力度ランキングを作成しており、今年で第18回目になります。
日テレ『世界一受けたい授業』で独占発表されているランキングはおそらくブランド総研のものと思われます。
長い歴史を持つブランド総研の
都道府県魅力度ランキングですが
先ほどご紹介した群馬県知事の一件以降、
調査方法の信憑性を疑問視する声が多く上がっていました。
そこで2022年からアパート大手の大東建託が調査を開始。
大東建託の第一回目の調査では、
ブランド総研の調査では14年連続1位(2022年時点)だった北海道は9位になるなど、
調査手法による違いが見られました。
今年で2回目となる大東建託の都道府県ランキングにも注目が集まっています。
都道府県魅力度ランキングの調査方法は?【2023】
都道府県魅力度ランキングはどうやって決めてるの?
ここではブランド総合研究所と大東建託、2社の調査方法についてまとめています。
ブランド総合研究所の調査方法
株式会社ブランド総合研究所の都道府県魅力度ランキング(2023)の調査方法は、
20歳〜70歳の男女に全国1000の市区町村と47都道府県に関する89項目のアンケートをとることにより調査されています。
公式に調査概要が載っていましたので
次から詳しく見ていきましょう。
調査対象地域
ブランド総研の都道府県魅力度ランキングの対象地域は全79市と東京23区、
および独自に選出された185の町村を加えた1000の市町村と47都道府県です。
合計1,047地域ってことね!
調査対象は全 792 市(2023 年 4 月末現在)と東京 23 区、および地域ブランドへの取り組みに熱心な 185 の町村を加えた計 1000 の市区町村、そして 47 都道府県です。
地域ブランド調査
ブランド総研のランキングは47都道府県に加え
全国1000の地区町村も入れた調査になっています。
地域ごとの回答者数は平均で
都道府県:1078人、市区町村:618人となったそうです。
回答者
回答者は20代〜70代の男女で
年代、性別、地域別でそれぞれほぼ同数になるように回収し、
年齢や地域人口の分布に合わせて再集計しているそう。
20 代〜70 代の消費者を男女別、各年代別、地域別にほぼ同数ずつ回収し、日本の縮図になるように、年齢や地域人口の分布にあわせて再集計した。
地域ブランド調査
2023年都道府県魅力度ランキングの有効回収数は3万4117人。
一人の回答者に対し市区町村の調査20地域、
都道府県の調査は15または16地域が回答されているそうです。
アンケートの調査項目
ブランド総研のアンケートでは、
全89項目の調査が行われています。
認知、魅力、情報接触、観光意欲、居住意欲、情報接触経路(「旅やグルメに関する番組」など 14項目)、
地域コンテンツの認知(「海・山・川・湖などの地理的名称」など 17 項目)、
訪問経験(「行楽・観光のため」など 6 項目)、地域資源評価(「街並みや魅力的な建造物がある」など 17 項目)、
地域の特性(「歴史・文化のまち」など 14 項目)、地域イメージ(「あこがれる」など 14 項目)、
産品想起率(食品、非食品をそれぞれ自由記述) の計 89 項目
かなり細かく項目が分けられていますね!
大東建託の調査方法
大東建託株式会社の都道府県魅力度ランキング(2023)の調査方法は、
20歳以上の男女約18万人に居住者の満足度12項目と非居住者の項目18項目の合わせて30項目のアンケートをとることにより調査されています。
簡単にまとめると、
とのことです。
大東建託のホームページに詳しい調査方法が記載されていました。
2023年の住みここち調査の回答者の20歳以上の男女(185,549名)を対象に集計。ただし、「幸福度」「住み続けたい」は、2023年版<都道府県版>が未発表のため2022年の順位を利用しています。街の魅力度ランキングの順位は、居住者の居住満足度と満足度8因子・建物満足度・主観的幸福度・住み続けたい意向の12項目と、非居住者の居住訪問経験(5項目)、認知(2項目)、居住訪問希望(3項目)、個別評価(8項目)の18項目、合計30項目のそれぞれの順位の平均を元に算出しています。
大東建託
アンケート項目の内訳を見ていきましょう!
居住者へのアンケート12項目
居住者へのアンケート12項目の内訳は以下の通りです。
非居住者へのアンケート18項目
非居住者へのアンケートは回答者の住んでいる以外の都道府県からランダムに回答者に表示され、
一人につき一つの都道府県について回答されるようなシステムだそう。
•非居住者評価は、回答者の居住都道府県以外の都道府県をランダムに表示し、
大東建託
一人につき一つの都道府県について回答するよう制御しています。
非居住者へのアンケート18項目の内訳はこちらです。
回答者は47都道府県全てに回答するのではなく
自分の住んでいる県と、その他にランダムに表示された1つの都道府県を解凍していたんですね。
楽しそうなので管理人もアンケートに回答してみたいな〜と思いました♪
41位以下は公開していない
都道府県ランキングに不満を持つ人のほとんどが
自分の住んでいる所の順位が低くて納得がいっていない人だと思います。
管理人も自分の住んでいる県が最下位とかだったら結構嫌な気持ちになると思います^^;
しかし今回都道府県ランキングについて調べてみてみて分かったことがあります。
それは、大東建託は42位以下を公開していないということです。
テレビなどでは47位までの順位が面白おかしく
紹介されていますが、
実は大東建託は『街の魅力を発信することを目的としているため、下位(42位以下)の順位は公開していない』と明記しています。
街の魅力を発信することを目的としているため、下位(42位以下)の順位は公開していません。
大東建託
大東建託のランキングでは
最下位は公開されていないんですね!
自分の県が下位の方だと落ち込みますが
この調査の目的は街の魅力を発信すること。
あくまでも「街の魅力」に注目し、
あまり順位は気にしすぎない方が良いですね^^
まとめ
今回は都道府県魅力度ランキングの調査方法についてまとめました♪
いかがだったでしょうか?
来年のランキングも楽しみですね♪
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